子どものピアノへの思い


音楽は一生の宝になります。


子どものうちから音楽に触れていくことは、豊かな感性を育てることにつながります。

音楽に親しんだことが、将来、人生の『幅』を拡げてくれることでしょう。

 

ピアノを弾く能力を身につけることは、将来、保育士、ピアノの先生など、ピアノを直接活かした職業につきたいと思ったときに役立つのはもちろんですが、そうでなくても、ピアノのレッスンを通じて芸術性を育むことができます。

芸術を知らなくても生活することはできますが、造詣が深いほど、人生はより豊かなものとなるでしょう。

ピアノを弾けることから、いろいろな音楽を能動的に楽しむ気持ちが生まれ、世界が広がっていくことも、あるかもしれません。

 

ノア音楽教室では、音楽が一生の宝物になることを目指して、楽しいピアノのレッスンを心がけています。

ピアノが上手に弾けることはもちろん大切に考えていますが、
弾けるだけでない、感じる心を育てたいと思っています。

うれしいとき、悲しいとき、くやしいとき…ピアノが寄り添う存在になれたらと願います。

 


音楽が好きになってもらえるためにしていること


ソルフェージュを取り入れたレッスン

レッスンの中では基本的に、ピアノのほかに『ソルフェージュ(音あて、楽譜を見て歌う、簡単な曲を聴いて楽譜に書き取る、など)も取り入れています。

将来、いろいろな音楽を楽しんだり、ピアノ以外の楽器を演奏しようと思ったときにも役立ちます。

毎月、「ポイントレッスン」として、共通テーマに基づいた学びをレッスン内の数分間でやっています。
その生徒さんの年齢やピアノ歴、理解度などに合わせて内容を選びながら、まんべんなく音楽のいろいろを学べるようになっています。
例えば、4月のポイントレッスンは「調」、5月のポイントレッスンは「和音」。

翌年の同月には、同じテーマでもさらに深い内容を理解できるまでに成長しています。

らせん状にもれなく学べるシステムです。

 

なお、まだ指がしっかりしていない小さなお子さんの場合など(個人差がありますので年齢の特定はできませんが)は、お絵描き、リズム遊び、歌などもときにまじえながら音楽の楽しさを知る、ということも含めてレッスンをすすめていきます。

ピアノのレッスンを本格的に始める前に歌やリズムなどに親しむことによって、後々、ピアノをスムーズに上達させることができます。

 

 




親でもなく、学校の先生でもない存在に


娘を育てている中で思うことがあります。

それは、おけいこごと、それもマンツーマンで見てくれるおけいこの先生ってとてもありがたい存在だな、ということです。

 

我が家の娘が反抗期まっさかりだったころ。

ふとした拍子に機嫌を悪くし、暴言を吐くこともありました。。

でも、習い事の先生の前では、そんな様子はちっとも見せないのです。

私に牙をむくのは、親である私への甘えもあるのでしょう。他人である先生には、なかなかできないものです。

 

けれど、それだけではない気がしています。

親からは、何から何までガミガミと言われる(と、当の子どもは感じる)、学校では集団の中の自分でいることを求められる。

でも、おけいこの先生には学校の成績は全然関係ないし、うまく弾けるようになったら褒めてももらえる。

レッスンの時間、自分だけを見てくれている。

学校や家であったちょっとした不満や困ったことも、おけいこの先生になら、話せるかもしれない。

実際に話さなくても、話そうと思えば話せる存在がいる、ということって、今の子どもには特に必要なのではないかな、と思うのです。

 

実際、子どもの生徒さんたちから、ふっと「疲れたよ~」、「お母さんいやだ~」など、ポロリと愚痴を聞くこともあります。

それほど深刻じゃなさそうだけど、だからこそ、寄り添って聞いてくれる場があるって、幸せなことかもしれません
(もし深刻かも?と思うことがあったら、おうちの方にお知らせしますね)。

 

ピアノの先生は、多くの場合、何年間にもわたって生徒さんとお付き合いをさせていただくので、お子さんの成長をずっと見守り続けていくことができる数少ない大人の一人だと思います。

私は、子どもの生徒さんにとって、そういう『親でもなく、学校の先生でもない存在』になれたらいいな、と心から願っています。

 

子どもの脳力(脳の体力)を高めるには、ピアノがいい!

明石家さんまさんが司会をしていた『ほんまでっか?!TV』の中で、脳科学者の澤口俊之先生が『子どもの習い事にはピアノだけで充分』とおっしゃっていました(2010年4月5日放送)。

 

ピアノを弾くには、目で読んだ情報(楽譜)を指に伝えなくてはなりません。

楽譜を読みながら指を動かし、実際に出した音を耳で確かめながら、同時に先の楽譜を読む、といった動作を連続して行うのです。

こうした作業によって、すべての脳の働きが高められるのだそうです。

また、暗譜(楽譜を覚えての演奏)をすることによって、記憶力も鍛えられます。

暗記力が強いと、学校のお勉強がずいぶんラクなのは、実感をもっておわかりいただけると思います。

 

最近では、東大生の1/3がピアノ経験者というデータも発表されています。

東大に入れるくらいだからピアノも勉強も両立が楽にできたのだろう、という考え方もありますが、

一度にたくさんの情報を処理しなければならないピアノは、脳を活性化させることにとても役立っているとわたし個人は思っています。

そして、実際にたくさんのピアノを習ってきたひとたちを見てきて、確かにお勉強に困るような人は比較的少ないということも、実感しています。